ホンダ、大同特殊鋼がDyを使わずにHEV用マグネットを開発

- Apr 17, 2019-

大同特殊鋼、本田技研工業は、ジスプロシウム(DY)などの重希土類金属を使用していないNd-Fe-B(ネオジム - 鉄 - ボロン)系磁石(Nd磁石)を開発した。

両社は2016年7月12日、ホンダのハイドライド車(HEV)のモーターにNd磁石を使用すると発表した。 高価で限られた地域で生産されている、Dyなしで作られたNd磁石がHEVモーターに採用されたのは、世界で初めてです。

具体的には、マグネットは2016年秋に発売される「Freed」ミニバンの「i-DCD」シングルモーターハイブリッド機構に使用される予定です。 DCD ホンダの「Fit」コンパクトカー、「Vezel」コンパクトSUV(スポーツユーティリティビークル)などは、i-DCDを搭載したHEVです。

大同特殊鋼は、Dyを使わずに磁力を保ちながらNd磁石の耐熱性を高める技術を開発しました。 そして、モーターの耐熱性を高めるための改良や、HEVモーター用のマグネットを商品化しました。 このモーターの最大トルクと最大出力はそれぞれ160N・mと22kWで、ホンダの既存モーターの最大トルクと最大出力と同じです。

Nd磁石は残留磁束密度が高く、強い磁力を意味するため、モータのトルクを増加させる可能性があります。 一方、保磁力が弱く、耐熱性が低いことがわかります。 そのため、Dy、Tb(テルビウム)などの重希土類金属を添加して保磁力を高めている。

しかし、DyとTbは高価で、ほとんど中国でしか製造されていません。 中国政府の政策次第では、調達が困難になります。 2010年、政府は重希土類金属の輸出を禁止しました。

Nd磁石はDyを使わずに実現したため、中国政府の意向にかかわらず、Nd磁石用の材料の調達が容易になりました。